恐ろしい電気の話し~静電気対策①~
静電気は、エネルギーの一つの姿で、通常は電気の状態である。そしていつでも、
どこでも誰でも発生させることの出来る極めて普遍的な電気現象である。
現在電子デバイス産業をはじめとして製品に対する異物の帯電付着や回路破損、損傷、
誤動作による不良品の発生、また化学・薬品工場の着火災害の原因の大半が静電気放電や
誘電現象であり、日本国内においてその対策は、局所的かつ一時的な工程、製品の使用でしかなく、
安全で安心できる工場内の環境整備と抜本的に解決する工法が必要となってきている。
静電気放電による着火・爆発例
〇塗装工程において、塗装機などの不具合(静電気除去機能低下)、操作ミス(人体への帯電防止、
除去の不履行)などにより、静電気による火花が発生して、塗料またはその可燃性蒸気に着火
〇危険物の廃棄作業において、静電気除去装置の不具合、操作ミス等により、危険物の流動に伴う
静電気が発生し、危険物に着火
静電気着火・爆発による着火・爆発例
〇プラスチック製造工場
・製造裁断された製品を、その置場に搬出積重ね中、静電気で着火延焼
・原料サイロが静電気粉塵爆発より大破
・射出成形機から押出しされた発泡剤ーブタン入りのポリスチレンが静電気火花で着火
〇ゴム製造工場
・合成ゴム製造工場で、ミキサーにノルマルヘキサンを仕込み、プチルゴムを投入後、
静電気着火し延焼
次回より、具体的な静電気対策をお知らせいたします。